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リアルでは関わりたくない名探偵(笑)【ママは何でも知っている】ジェイムズ・ヤッフェ

 

ママは何でも知っている (ハヤカワ・ミステリ文庫)

ママは何でも知っている (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 安楽椅子探偵ものです。

1950年代~1960年代に発表されたジェイムズ・ヤッフェの「ブロンクスのママ」シリーズを集成、1977年に出版されたものを復刊。表紙が可愛く(?)なりました。ちょっと物騒ですけど。

今読んでも古さを感じさせない、良ミステリです。

 

ニューヨーク警察の殺人課に勤めるデイビットは毎週金曜に、妻を連れてブロンクスの実家を訪ねるのが決まりです。

実家で待っているのは、料理上手なデイビットの母親。テーブルを囲んで食事をしながらママがねだるのは、デイビットの仕事の話です。デイビットは頭を悩ませている難解事件をママに話して聞かせます。

 

ママはふんふんと話を聞き、3つ4つの簡単な質問を息子にします。息子がそれに答えると、ママは「それならこういうことね」と事件を解決してしまう……という流れです。

 

***

 

短編集なので気軽に読めます。ほとんどは上の流れで事件が解決、「ママすげー」という感想が残るまでがお決まりのパターンです。

事件の詳細とか個人情報とかをペラペラ喋っちゃうところだけは今の時代にそぐわないところではありますが、まあそこは時代ということで。

 

安楽椅子探偵で女性というと、クリスティのミス・マープルも代表格で出てきますが、マープルさんもこちらのママも共通しているのは、「それでそれで?それでどうなったの?」という、何でも食いつく、聞きたがり知りたがりの性格。良く言えば好奇心旺盛ですが、言い方変えれば噂好きのゴシップ好き。個人的には関わり合いたくないタイプです。近所で会って立ち話でもしたら、根掘り葉掘り聞かれそうです(笑)

 

ママの観察力や洞察力は確かにすごいんだけど、そういうのと別に気になるのが、息子デイビット。

国民性とか時代かもしれないけど、毎週母親のところにご飯食べに帰るってマザコン抜けきらないというかなんというか嫁さん嫌がらないのかしらって()