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戸惑いとガッカリの極み【雀蜂】貴志祐介

 

雀蜂 (角川ホラー文庫)

雀蜂 (角川ホラー文庫)

 

貴志祐介で思い出しました。すごい作品があるんですよ、違う意味だけど。

読んだのは5年くらい前だったか。開いた口が塞がらないとはこのこと(失礼)

 どうしちゃったんや貴志氏。

これがあの超ホラー「黒い家」を書いた作家の本????

思わず作者を心配、いやこれを出した出版社を心配してしまいます。

気は確かかしら?

 

安斎は小説家。妻も絵本作家という作家夫婦です。ふたりの新刊出版を記念して、夫婦で山荘に来ています。

祝杯のワインを飲んだら眠くなり……

 

目を覚ましたら部屋の中にでかいスズメバチが旋回していました。

Oh……

 

妻はいつの間にか姿を消しています。

過去に一度スズメバチに刺されたことのある安斎はパニックになります。もう一度刺されたら、自分は死ぬ。

アナフィラキシーショックの恐怖も安斎を襲いますが、その辺を飛んでいたスズメバチも安斎襲撃を開始します。なんで今までアイドリングやったん?寝てる安斎を襲ってもよくない?まあいいや、先に進みます。

 

ライターを使って火をちらつかせ、とりあえず撃退。ヨッシャと思って部屋を出たら、部屋の外には伏兵が無数にいました。Oh……(2回目)

外に逃げることはできません。季節は冬、しかも雪降り現在進行形。出たら凍死します。

 

電話線もパソコンのケーブルも持ち去られているよう。

どういうことだこれは。はっ、まさか!

妻です。違いありません。そういえば妻の同級生に昆虫学者がいたな。浮気か浮気だな。

 

そう確信したとき、安斎の耳にオートバイのエンジン音が聞こえてきます。安斎の担当編集者の武松です。助かった!

ところが何も知らない武松は、普通にスズメバチの群れの中へ入ってしまい、亡くなってしまいます。武松の登場時間の短さよ。登場させる意味……

 

安斎は再び孤立無援となったのでした。

そのとき、指にチクリと痛みが……!!!

 

***

 

「黒い家」を知っているだけに、

あらすじに下手に「ノンストップ・サバイバルホラー」と謳い文句が書かれているだけに、

「悪の教典」なんかも知ってるだけに、

 

このギャップはすごかったというか……。

 

ホラーって書いてるけどギャグなの?

わざとなの?真面目なの?

ラストが「ええぇ~?」でますますポカーン。

こんなに置いてかれた感がする小説も珍しいというか。

 

世界3大ガッカリ小説とかがあればぜひイチオシしたい(真面目)

 

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