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続編が出そうで(まだ)出ない気味悪さ【悪の教典 上・下】貴志祐介

 

悪の教典 上 (文春文庫)

悪の教典 上 (文春文庫)

 

 前回の小難しい官能小説を記事に書いて、思い出したのがこちら。

どこに共通点があったんでしょう……(困惑)

10年前くらいに初めて読んで、「ヒエッ」って思ったのを覚えています。

別段物珍しさもないラインナップですが、書いておこうと思います。

個人的には痛々しすぎて痛々しすぎた思ひ出。

 

高校の英語教師、蓮見聖司。爽やか、優しい、勉強分かりやすい、頼れる、そしてなによりカッコいい。ダメなところがひとつもないじゃないそりゃもう好きになるしかないじゃないということで、生徒をはじめ、同僚も保護者もPTAもみんなハスミン(←)の虜です。

 

けれど実はハスミンはサイコパスだったのです!!

ドジャ――――ン!!(効果音)

 

自分の望むとおりに事が進まなければ、障害となるものを排除します。それがモノでも人間でも同じです。両親から始まり、周囲の人を邪魔だからという理由で次々と殺してきたハスミン(このニックネームなんとかならないの)。

今の野望(?)は、学校を支配することです。

 

せっかく上手くいきかけていたときに、ほんの小さな綻びから、自分の失敗がバレそうになります。これを隠すには?

 

―― 学校中の人間を殺せばいいよね、

 

という結論から、ハスミンは校内絶滅を開始します。

 

***

 

10年前に読んだ私は確実に10年分若かったわけで、まだなんというか、「サイコパスにゾッとする」ことができなかったのです。

いやそりゃ気味悪かったんですけど、それより目立ったのが、ハスミンの不自然なほどの快活さ。自信の表れなのかもしれませんが、見る角度変えたらただの痛い人でございました。

 

朝目が覚めた瞬間からテンションをフルスロットルにしているような、そんな感じでしょうか。英語教師だという設定も加わって、台詞にしょっちゅう英語が混じるんですが、それが余計にアイタタに拍車をかけてアイタタタ。

 

誰もが虜になるハスミンらしいですが、例えば私みたいな暗くて冷めーたのが生徒でいたら、絶対懐かない自信がある。

手篭めにした女生徒との、英語を交えてのセックスシーンでは、あまりの痛々しさにヤメテー!と叫ぶほかなかった。

 

続きがあるみたいな終わり方をしていてモヤァとします。

(続き)出るんかい!出らんのかい!

 

そんなハスミンは映画にもなりましたが、

悪の教典 DVD スタンダード・エディション

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 なんと漫画にもなっていたなんて知らなかったわ。

悪の教典(1) (アフタヌーンコミックス)

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