紙たすインク、いこーる本

本が好き、音楽が好き、おやつが好き。自分メモも兼ねた紹介ブログです。

【スポンサーリンク】

たいへん難しい官能小説だった【教団X】中村文則

 

教団X (集英社文庫)

教団X (集英社文庫)

 

前回の「下半身の緩さが気になる登場人物」云々の記事を書いて、連鎖して思い出したのがこちら。

 

前回のはこれ 

www.oyasuminminzemi.work

 

で、教団X。

出版当時、芸能人やメディアに出てくる作家たちが絶賛した本ですね。私はテレビを見ないので、その「絶賛シーン」を実際に見てはいないのですが、新聞の下のとことか、「ダ・ヴィンチ」でも相当話題になっていたので、どんなもんだと思って読んでみました。

 

私には……うん……早かったかな…………(伏)

 

あらすじにはこうあります。

 

突然自分の前から姿を消した女性を探し、樽崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。二人のカリスマの間で蠢く、快楽と革命への誘惑。四人の男女の運命は絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国の根幹を揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、そして光とは何か。

宗教、セックス、テロ、貧困。今の世界を丸ごと詰め込んだ極限の人間ドラマ!この小説には、今の私たちをとりまく全ての”不穏”と”希望”がある。

 

***

 

いや……なんというか……疲れたとしか……

 

レビューでも大きく賛否が分かれていますが、「素晴らしい引き込まれた!何度も読み返したくなる!」と絶賛している方は、出来の悪いAVのような性描写が何度も何度も繰り返されることを何とも思わないのかしら。それともこれを凌駕して余りあるほどの、哲学的な何かに惹かれるのかしら。出来の悪いAVを観たことがない私が言うのもなんですけども。私には分かりませんでした……

 

反対に批判派は「しつこいくらいに繰り返される性描写が、むしろ気持ち悪い」と辛辣です。私もこっち派ですごめんなさい。

宗教とかテロとか貧困とか、いろんな話が出てくるんですけど、またかよくらいに出てくる性描写に全部持って行かれるっていうね……

喘ぎ声にとどまらず、ものすごい台詞がバンバン出てくるんですけど、そんな台詞はね、然るべきところでちゃんとお金を払った女性しか言わないと思うの。

 

600頁くらいある超大作の中に、こういうシーンが何度も何度も出てくるので、うっかり思春期世代がこれを見つけてしまったら、局地的に擦り切れるものと思われます。

でも知らない人から見たら「お、あんなぶ厚くて小難しそうな本をアイツ熱心に読んで。感心だな」と思ってもらえるので、お得な一冊ともいえるかもしれない。

 

そしてこんなのも出ました。表紙デザインといいタイトルといい、見るからに続編っぽいんですけどどうなんだろ。もう読まんぞ私は!

R帝国

R帝国