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ねこからもらう「愛」。わるくない。 【通い猫アルフィーの奇跡】レイチェル・ウェルズ

 

通い猫アルフィーの奇跡 (ハーパーBOOKS)

通い猫アルフィーの奇跡 (ハーパーBOOKS)

 

 この表紙のブサカワよ……(ゴメン)

 

猫の視点で書かれているハートフル小説。

人生疲労困憊な方へ、ちょっとだけ息抜きに手に取ってほしい。

 

主人公は「アルフィー」。賢い猫で、人間の言葉が理解できているという設定で話は進みます。

飼い猫として幸せな日々を送っていましたが、ご主人を亡くし、ひとりぼっちになってしまいます。

遺族が来て家を片付けているときに、「この猫をどうするか」という話が聞こえてきます。引き取る?ムリよ。じゃあシェルター?

「シェルター」は嫌だ、とアルフィーは馴染んだ家を出ることにします。

 

住む家をなくし、空腹で彷徨うことになったアルフィーは、ある住宅地に辿り着きました。

そこで心を決めます。「通い猫」として生きようと。

 

通う家を4軒に絞り込み、アルフィーの新しい日々が始まります。

通うことに決めた家は、どこもここも問題だらけ。無職の男、デートDV被害者、育児に疲れた主婦――――

 

アルフィーの差し出す「愛」で、彼らに奇跡が起こります。

 

***

 

実際に猫ってそんなこと考えていないと思う。

 

って現実論はいまは要らないの!

そこは突っ込んだらダメなの!!

 

漱石先生ん家の「吾輩」みたいに、猫といえばどちらかというと人間を見下した感じで描かれるのがセオリーですが、アルフィーは真逆。

こんなにも人間を気にして、こんなにも人間に気を配り、こんなにも人間を支えてあげようとする猫なんて他にいるだろうかいやない。

 

自分がいちど「愛」に見放された経験があるからか、他人の「愛」に飢える姿に敏感になり、いろいろと心を砕くアルフィー。健気過ぎてもう。

動物ものにとことん弱い私をこれでもかと攻撃してきます。やめてー泣くからやめてー。

 

ラストはお見事!思わず泣けてきます(結局泣いた)。

 

 

アルフィーシリーズとして既刊4冊出ています。

猫好きな方はもちろん、人間の成長していく姿もなかなか胸を打つお話。

おためしあーれ!

A Cat Called Alfie (English Edition)

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通い猫アルフィーのはつ恋 (ハーパーBOOKS)

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通い猫アルフィーと海辺の町 (ハーパーBOOKS)

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通い猫アルフィーとジョージ (ハーパーBOOKS)

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