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ハリウッドで実写化されたラノベ 【 All You Need Is Kill 】桜坂洋

 

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)

 

 ハリウッドで実写化されたもので、原作が日本のラノベってあんまりなくないというか、私の薄っぺらい情報網に引っ掛かっているのはこのひとつだけなんですけど他にもあるのかしら。

主役トム・クルーズです。すげー

 

近未来チックな、日本といえば日本。架空の島が舞台となります。

現在戦争中。主人公キリヤ・ケイジがいるこの島が激戦区となっています。

ケイジは精鋭部隊の一人などではなく、むしろ敗北必至の寄せ集め部隊の一人です。

いよいよ出撃となり、

ケイジらは前線へ出て、――――

敵弾がケイジの身体を貫き、――――

 

――――その瞬間に、

 

彼は出撃前日に戻っていました。

 

また出撃。また戦死。

また出撃。また戦死。

出撃。戦死。

出撃。戦死。

 

ループが158回を数えた日、ケイジは戦場でひとりの女性と再会します。

 

絶望の戦火から、まだ見ぬ明日へ。

彼女とともに、このループを脱出することはできるのか――――

 

***

 

「強制的なタイムループの輪に入ってしまった」っていう……。

 

北村薫氏「ターン」のことを鼻息荒く記事に上げたのは記憶に新しいですが、設定はとても似ています。

(あ、似てるからって読んだのではありません、たまたまです。)

 

「ターン」と違うのは、周りに人がいること。

「ターン」は周囲に人がいないため、人に飢えるというか会話に飢えるというか、そういう状況になっていましたが、こちらの「人がいるバージョン」も、これはこれで飽きるなあと思いながら読みました。

 

同じ日をループしているので、本来日替わりのはずの食堂のメニューが主人公にとってだけは毎日同じものを出されていることになります。うんざりします。違うものが食べたいと文句を言いたくても、調理師には非はない。

同僚の発する台詞も毎日同じ。毎日まったく同じタイミングで、周囲のちょっとしたハプニングが起きて。これを繰り返し、繰り返し。

 

158回って軽く5カ月……ひぇ……

 

ここからどうやって出るか。少しずつ謎を解いていって、ようやくループ脱出の方法が分かるのですが、それがなんとも切ないです。

 

実はこれ、ハリウッドで実写化もされましたが、コミック化もしています。

舞台が近未来ということもあって、見たことがないものは文章だけでは頭に描きにくい描写もあるのですが、絵で見ると、「あ、アレはこういうふうになってたのか~!分かりやすーい!」ってスッキリしたりします。

「ヒカルの碁」でおなじみ、小畑健氏が描いています。絵がチョー綺麗! 

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