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日常を「静か」に描く 【彼女と彼女の猫】山口つばさ、新海誠

 

彼女と彼女の猫 (アフタヌーンKC)

彼女と彼女の猫 (アフタヌーンKC)

 

「 君の名は。」ブームって2017年だったかしら。

そちらにあえて背中を向けてこちらを読みました。

天邪鬼と言われようと構わない!(笑)

 

新海誠監督のデビュー作をコミカライズしたものです。

漫画自体は山口つばささんが描いているので、正しく新海氏の作品かと言われたら「まあ半分は」ということになるのですが。

 

主人公は、彼女の飼い猫です。

飼い主は社会人になりたて。気を張って、毎日ぐったりして帰ってきます。疲れてるし、ひとり暮らしなので、料理もテキトー。洗いものもしたくない、って、お茶碗にラップを敷いてそこにご飯を入れ、食べ終わったらラップ捨てればお茶碗汚れない、みたいなズボラもやっています。

 

上司に注意されたり、人との距離感に悩んだり、気の進まない飲み会に行ったり。社会に出たばかりの彼女は、まだ上手く対応できず、だんだんと笑顔がなくなっていきます。

 

それでも、毎日は繰り返される。

その様子を、飼い猫の視点から淡々と描かれています。

 

猫の視点なので、飼い主が会社で頑張ってるとか相当ストレス溜めてるとか、そういうのは全く理解できない感じです。

「彼女は毎朝出かけて行く」とか「イヤな臭い(←アルコールのこと)を付けて帰って来た」とか、ただそういう感じ。

 

台詞もオノマトペも少なくて、とても静かな漫画ですが、私はこの雰囲気がとても好きです。

 

 アニメにもなっているようですが、余韻や雰囲気が壊れるのが怖くて、こちらには手を出してません。どんな感じかしら。

「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」完全版(Blu-ray)

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