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ああこれ好きだな、と思えた。空に生きるはなし 【とある飛空士への追憶】犬村小六

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

 

 ラノベです。

出会って良かったと思えたラノベ第2弾。

ラノベにしとくのが勿体ないラノベ第2弾。

 

高貴なお姫さまと平民の青年という、それだけを見たら

なんだただの逆ハーレクイーンか

って、 つぇッ みたいな顔になるんですけど、侮ってはいけない。

ラノベ苦手な方でも、これは抵抗なく読めるんではないかなあ。

 

平民出身の傭兵シャルル(女の子っぽいイメージの名前ですが、青年です)は、腕利きの「飛空士」。

ある日、荒唐無稽な使命を与えられます。

「次期皇妃ファナを敵機から守って、無事に祖国へお連れすること」。

その距離、1万2,000キロ。

 

ちっぽけな水上偵察機サンタ・クルス号にファナを乗せて、ただひとり(一機)、シャルルは飛ぶ。

敵国の戦闘機群は比べ物にならないくらいの攻撃力を持って、容赦なくサンタ・クルス号に襲いかかります。

 

逃げろ、逃げ切れ。最後まで――――。

 

***

 

描写の美しさに、ハッとします。

季節は夏。蒼天と、積乱雲。海のきらめき。読むうちに脳内に鮮やかに場景が浮かび上がってきます。この圧倒的な青、なんて綺麗なんだろう。

 

時が止まったような美しい青の中で場違いに出てくる銃撃の音、プロペラの音。

容赦のない「邪魔」が、むしろストーリーを引き立てます。

 

少し太平洋戦争あたりを彷彿とさせます。

たぶん、作者も参考にしていると思われます。

 

「か弱い」だけのお姫様じゃないのが、また良い。

立場の差別をしないお姫様ってのも、また良い。

はじめどうしたら良いか分からずギクシャクしている二人が、少しずつ歩み寄って行く様子もとても良い。

 

そういえば「1万2,000キロってどのくらいよ」ってちょっと調べたんですけど、

1万キロの時点で

東京からマルセイユ

 

…………????

 

もはや規模がでかすぎてね、想像の域を超えるっていうね。

 

 

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