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等身大の少年探偵に好感が持てる 【少年探偵ブラウン】ドナルド・ソボル

 

少年探偵ブラウン(1) (偕成社文庫2035)

少年探偵ブラウン(1) (偕成社文庫2035)

  • 作者: ドナルド=ソボル,桜井誠,Donald Sobol,花輪莞爾
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1977/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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図書館に行ったとき、何の気なしに児童コーナーに足を踏み入れ、懐かしい面々(←本)と再会を喜んでいたら……

うお!ロイ君、きみもいたのかー!

30年前に読んで、ドハマリした本です。

 

少年、ロイ=ブラウン。警察の父親、料理上手な母親と3人でアメリカに暮らしています。

読書好きなロイ少年は色んな事を本から吸収していて、周りの子どもたちから「百科事典くん」と呼ばれています。ちょっと分からないことがあれば、百科事典くんに聞けば即解決です。

 

父親も息子の頭の良さを認めており、難解な事件を担当すると、それを夕食の時に息子に話して聞かせたりします。そうするとロイ少年は、デザートのころにはおおかたの謎を解いていて、父親を解決に導くのでした。

 

お前は探偵になると良いねと褒められたロイ少年は、「よしなろう」と即決め(安直ww)、探偵業を始めます。同級生たちの悩みを一手に引き受け、町の不良たちのトラブルに立ち向かい、少年探偵ブラウンの頭は今日も冴えわたっています!

 

***

 

近年は、身体は子どもで頭脳は大人なアイツが「少年探偵」の市場を欲しいままにしている模様ですが、ロイ少年みたいな子こそが、「少年探偵」と言っていいんじゃないかなーとか思うわけです。

何故かって、

 

1.殺人事件は出てこない

コ○ン君みたいに、惨殺死体に遭遇する確率=週イチとかではない。流血が出てきても、お芝居の中でだったりするので限りなく健全

 

2.扱う事件が庶民的

庶民的ってゆーか、なんでしょう、基本友達が持ってくる悩み相談なので(彼らは真剣だけど)、まったく血なまぐさくない。

パイ食い競争でズルして優勝したヤツのズルを暴けとか、タマゴ回し大会でズルして優勝したヤツのズルを暴けとか。

たまには本物(トーチャンの悩み=警察の事件)もあるけど、そーゆー感じで限りなく健全

 

3.ジャイアンポジションがいて和む

近所のワルですね。これが次から次にしょうもないことを考え出してはロイ少年にやり込められて失敗するという役割(?)なんですが、彼がいるおかげ(?)で少年たちの事件が絶えません。限りなく健全

 

1冊の中に15話くらいかな、短編が入っています。小学生でも入りやすいのはそういうところもあると思います。

話の最後に必ず問いかけがあり(「なぜ、少年探偵ブラウンはズルを見破ったのだろう?」みたいな)、次のページに解答が載っています。

雑学も学べて勉強にもなる児童書。大人になって改めて読んでも面白いです。

 

ただね……

初めて読んだときはロイ少年とほとんど変わらない歳だったというのに

 

時の流れは残酷すぎてもう