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白衣の、幼女、では、ない。【シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官】

 

 

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)

 

私が読んだときは単行本だったんですが、いまは文庫になってるんですね。

 

おっと注意。

この文庫の表紙みたいに、大人な容姿ではありません、お姉さんは。

作品の中では、とてもとても小柄な女性が、虫取り網を振り回して「えいっ!」「やあっ!!」と叫んでいる様子が描かれています。本人は至極真面目にやっています。

 

幼女かいや違うようだ

 

この小さなお姉さんが、つまり探偵役というわけなんですけれども。

東京・葛西のトランクルームから女性の腐乱死体が発見されるところから話は始まります。捜査本部は、現場のハエやウジから手がかりが掴めないかと、法医昆虫学者・赤堀涼子を起用します。これが噂の虫取り網を持った幼女です(違)。

 

幼女のような容姿(似て非なる)はともかくとして、着眼点は新しくて面白いです。

ミステリの探偵役の本業って、正しく探偵であったり、警察だったり、引きこもりだったり噂好きのおばちゃんだったり、とある事情で少年になった青年だったりするものですが、昆虫学者とは。そうきたか。

 

普段全然考えない(むしろあまりお目にかかりたくない)部類の虫さんたちですが、何気に勉強になります。エサ(死体)を見つけて到着するまでの速さとか、そのすごい嗅覚とか。

元から虫系が苦手な方はウヘァかもしれませんが、読んで損はないかなと思います。

 

ただ、前述の通り、おねーさんの容姿から言動からそこはかとなくラノベ臭がしなくもないので、これシリーズで出てるんですけど、私はこの1冊だけでお腹いっぱいになりました。

 

ラノベが嫌ってわけではないんですけど、ラノベも読むことはあるんですけど、でもなんだろう、いわゆる「普通の一般小説」にラノベ臭が漂うと、

「こんなところでチラチラアピールしてんじゃねえ!潔く最初からラノベになりやがれ!」

って思ってしまうわけですよもごもご。