紙たすインク、いこーる本

本が好き、音楽が好き、おやつが好き。自分メモも兼ねた紹介ブログです。

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ある意味集中できない本ww 【つめ】山本甲士

 

つめ

つめ

 

乱読人間ですが、ややミステリに偏り気味の私としてはちょっと珍しいものを見つけました。

こういう、なんていうんだろう、こういう、……ハートフル?……エンタメ小説?……ううぅむ上手く言えないんですけどこーゆー……感じのやつは、あんまり手に取らないんですけども。

何の情報もなくブラウジングでなんとなく借りて読んだら、なんか面白かった(笑)

 

いわゆるご近所トラブルの話です。

公園のそばに建つ家のイバラが、フェンスを越えて蔓を伸ばしている。公園で遊ぶ子供たちが、はみ出たイバラの棘で怪我をした。怪我が続いたため、子ども会の渉外担当として朱音(30代主婦)がその家を訪ねた。出てきたのは50代後半の一人暮らしの女性。フェンスにはみ出ている分だけバラを剪定させてほしいとお願いすると、罵詈雑言付きで断られた。

朱音は市役所へ相談し、市役所は対策として、公園にロープを張って注意喚起のプレートをかけてくれた。

その夜から、朱音の家に数々の嫌がらせが舞い込むようになった。犯人は間違いなくアイツ(@イバラ家)であろう。黙って泣き寝入りなどするものか。やられたらやり返してやる――――

やり返すのが正しいのか、非暴力が美徳か。

ご近所モンスターとのバトルはどう決着させるのが正しいか?

 

***

 

やられたらやり返すのが当たり前だと息巻く母親(朱音)に対し、息子の裕也(小5)は「僕はいじめられても平気な強い人間になる」と非暴力を主張します。なんでも、ガンジーに大変感銘を受けたとか。なるほどオトナだな。

 

設定も登場人物の立場も、現代日本では珍しくない感じ。よくある光景、あるある問題として楽しく読めます。バトルが関西弁なのも勢いを加速させて面白い。

読み物としてはじゅうぶん楽しめます。

 

ただ。

 

ただ、

 

話とは全く別のところで、集中できない本です(タイトル回収)

 

めっちゃ誤植が多いんですけど

 

出版までにどれだけの人の手に渡っているか分かりませんが、誰も気がつかなかったの?校正とかいないの?なんでこんなに間違い多いの????

気が散って気が散って仕方ないんですが(笑)

 

小さいころから誤植を見つけるのがやけに得意で、いつも一つ二つは見つけてしまいます。まあでもそのくらいなら、「ああ、……」くらいで見て見ぬふりをするのですが、これはひどい。

もう私を校正係として雇ってはいかが、って言いたくなるくらいひどかった。

 

いっそ全部に付箋付けて赤ペン修正して、本ごと小学館へ送ったろうかとも考えたんですが、他の誰かがもうしたかもなと思って思いとどまりました……

 

そういう意味で、ある意味集中できない、曰くつきの本でございます。

このモヤモヤを体感したい方は、ぜひお試しあれ。