紙たすインク、いこーる本

本が好き、音楽が好き、おやつが好き。自分メモも兼ねた紹介ブログです。

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途絶えたあのはなし 【声をたずねて、君に】沢木耕太郎

13、4年くらい前に、新聞の連載小説で書かれていた話です。 映画が好きで、こぢんまりと(?)映画評を書いていた青年(主人公)。あるとき、「声が良いからラジオのDJになって映画を紹介しないか」と声がかかり、ラジオ番組を持つことになります。 ところが…

有無を言わせぬ怖さ、流石です…… 【緑の我が家】小野不由美

新装版 緑の我が家 Home, Green Home (講談社X文庫) 作者: 小野不由美,樹なつみ 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/08/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る いつの間にか新装版になってた! 1990年に出た作品なので、もう29年経つわけ…

日常を「静か」に描く 【彼女と彼女の猫】山口つばさ、新海誠

彼女と彼女の猫 (アフタヌーンKC) 作者: 山口つばさ,新海誠 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/08/23 メディア: コミック この商品を含むブログ (2件) を見る 「 君の名は。」ブームって2017年だったかしら。 そちらにあえて背中を向けてこちらを読みま…

ただ「生きる」ということの、なんと難しいことか 【あん】ドリアン助川

([と]1-2)あん (ポプラ文庫) 作者: ドリアン助川 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2015/04/03 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (13件) を見る ドリアン なんだこのペンネーム馬鹿にしてんのか と思ったら、全然馬鹿になどしていない作品であった。 …

淡々と紡がれる情愛とコメディ 【おひさまジャム果風堂】髙森美由紀

おひさまジャム果風堂 作者: ?森美由紀,深町なか 出版社/メーカー: 産業編集センター 発売日: 2015/08/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 出版社がマイナーすぎて(当社比)、完全にノーマークだった(ごめんなさい) 読んだ…

雨、で聴きたくなる 【悲しき雨音】Dan Fogelberg

梅雨というには、なんかふらふらしている感じの昨今ですが。 雨、となると聴きたくなります。 梅雨よりは、秋口から初冬にかけての雨の日に聴きたくなるんですが、ご紹介をば。 Dan Fogelberg ~ Rhythm of the Rain 好きすぎ…… 原曲はこちら。全然雰囲気が違…

一瞬で数十年を「スキップ」 【スキップ】北村薫

スキップ (新潮文庫) 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1999/06/30 メディア: 文庫 購入: 15人 クリック: 257回 この商品を含むブログ (219件) を見る ここまで来たらもうね、3部作は全部出しとかんといかんよね(謎の使命感)、ということで「…

時を繋いで、何度でも逢いに来る 【リセット】北村薫

リセット (新潮文庫) 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/06/28 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 47回 この商品を含むブログ (111件) を見る 昨日の「ターン」と並んで、こっちも紹介しちゃえ。 ということで、「リセット」。 いわゆる…

永遠に繰り返される15時15分 【ターン】北村薫

ターン (新潮文庫) 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2000/06/28 メディア: 文庫 購入: 20人 クリック: 636回 この商品を含むブログ (179件) を見る 好きです(告白) 10年以上前のこと、ブックリサイクルで手に入れたのが出逢ったきっかけだっ…

ああこれ好きだな、と思えた。空に生きるはなし 【とある飛空士への追憶】犬村小六

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫) 作者: 犬村小六 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2012/10/19 メディア: Kindle版 クリック: 3回 この商品を含むブログを見る ラノベです。 出会って良かったと思えたラノベ第2弾。 ラノベにしとくのが勿体ないラノベ第…

きれいになりたかった、ただただそれだけ 【モンスター】百田尚樹

モンスター (幻冬舎文庫) 作者: 百田尚樹 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2012/04/12 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (57件) を見る 「モンスター」=「化け物」 は、どこにかかっているのだろう。 整形手術を繰り返す、美…

「炎の声を聴く仕事」が、珍しくて面白い 【火災調査官】福田和代

火災調査官 (創元推理文庫) 作者: 福田和代 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2018/05/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 消火後の火事現場にて、火の元を探す。そこから炎がどう変化し、どう広がり、舞い上がって、舐め上げて行ったか―――― …

失くしたものはちょっと大きかった【メモ帳なくしました】

先日、かくかくしかじかで引っ越した旨を記事にしましたが。 oyasuminminzemi.hateblo.jp あのときの荷づくりのゴタゴタで、メモ帳が見当たらなくなりました。 たかがメモ帳、されどメモ帳。 そこには私が読んだ本のタイトルと、ちょっとした自分メモを記し…

甘くて苦しい思い出 【アップルパイ】

ヤマザキ アップルパイ 山崎製パン横浜工場製造品 ×3個セット 出版社/メーカー: ヤマザキパン メディア: その他 この商品を含むブログを見る おやつの話でもうひとつ思い出語りをば。 ヤマザキのアップルパイ。 全盛期(?)の頃よりひと周りもふた周りも小…

生き残る確率は24分の1 【ハンガー・ゲーム】スーザン・コリンズ

ハンガー・ゲーム(上) (文庫ダ・ヴィンチ) 作者: スーザン・コリンズ 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー 発売日: 2012/09/01 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ハンガー・ゲーム(下) (文庫ダ・ヴィンチ) 作者: スーザン・…

哀しいアンドロイドのはなし 【雨の日のアイリス】松山剛

雨の日のアイリス (電撃文庫) 作者: 松山剛,ヒラサト 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス 発売日: 2011/05/10 メディア: 文庫 購入: 15人 クリック: 176回 この商品を含むブログ (60件) を見る ラノベです。 ラノベ、積極的に読むわけではないけれど…

食いしん坊の黒歴史 【シガービスケット】

おやつの話をちっともしていませんでした。ニーズのことはあまり考えないようにして、しかしこれまでの「おやつ」カテゴリがたった2記事だけとは情けない。 ちょっとおやつの話をば。 (※注意:もう時効と言いたいところですが、少し犯/罪/話かもしれません…

等身大の少年探偵に好感が持てる 【少年探偵ブラウン】ドナルド・ソボル

少年探偵ブラウン(1) (偕成社文庫2035) 作者: ドナルド=ソボル,桜井誠,Donald Sobol,花輪莞爾 出版社/メーカー: 偕成社 発売日: 1977/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (1件) を見る 図書館に行ったとき、…

色や粘度や臭いまで立ち上ってきそうな 【悲しみのイレーヌ】ピエール・ルメートル

悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3) 作者: ピエール・ルメートル,橘明美 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/10/09 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (64件) を見る 以前、「その女アレックス」をご紹介しましたが、同じ作者のものです。 www.oyas…

ラストの胸糞の悪さに衝撃を隠せない 【仮面同窓会】雫井脩介

仮面同窓会 (幻冬舎文庫) 作者: 雫井脩介 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2016/08/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2件) を見る 昨日、気持ち悪い男の代表として「火の粉」を挙げましたが。 雫井作品で思い出しました、こちらも相当なヤツだった…

どこまでが現実か分からないのが怖い 【怪談のテープ起こし】三津田信三

怪談のテープ起こし (集英社文庫) 作者: 三津田信三 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/01/18 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 口頭で語られる、いわゆる「怪談」を録音したものを文字に起こしました、という話ではなくて、自殺した人の最後…

笑顔で近づいてくる気味悪さ 【火の粉】雫井脩介

火の粉 (幻冬舎文庫) 作者: 雫井脩介 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2004/08/01 メディア: 文庫 購入: 6人 クリック: 33回 この商品を含むブログ (161件) を見る 先日、「気持ち悪い女」として1作品挙げましたが。 これ↓ oyasuminminzemi.hateblo.jp 「気…

仄暗さと同居する哀しさ 【屍鬼】小野不由美

屍鬼(一) (新潮文庫) 作者: 小野不由美 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2002/01/30 メディア: 文庫 購入: 14人 クリック: 254回 この商品を含むブログ (194件) を見る 私が読んだのは15年くらい前だったように思います。 当時は文庫になっていなくて、ご…

白衣の、幼女、では、ない。【シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官】

シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫) 作者: 川瀬七緒 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2015/08/12 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 私が読んだときは単行本だったんですが、いまは文庫になってるんですね。 おっと注意。 こ…

「女」の気持ち悪さ。さすがです。【悪母】春口裕子

悪母 (実業之日本社文庫) 作者: 春口裕子 出版社/メーカー: 実業之日本社 発売日: 2019/06/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る いつぐらいから目に入り始めたのか覚えていないのですが、春口裕子さん。 ご近所トラブル系というか、ママ友トラブル…

イヤミスと言えばこの人。【お引越し】真梨幸子

お引っ越し (角川文庫) 作者: 真梨幸子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/11/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 先日、引っ越しまして。 「引越し」のキーワードが最近ずっと頭にあったので、なんかそれで思い出しました。 そういえばそ…

絶望の先の小さな光、それを見たかった気もするけれど 【世界が赫に染まる日に】櫛木理宇

世界が赫(あか)に染まる日に 作者: 櫛木理宇 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2016/01/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (4件) を見る ヤドカリ女でおなじみの櫛木理宇さんです。(違) 300ページ超えの長編ですが、先が気になっ…

あなたは償うことなく、何を思うのか 【罪の声】塩田武士

罪の声 (講談社文庫) 作者: 塩田武士 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/05/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 昨日の夜、ショッピングモールの中に入っている大型書店にふらりと入っていろいろ眺めていたら、文庫コーナーの一番目立つとこ…

引越しの結末【SoftBank Air】

先日書いたとおり、引っ越しました。 死にそうになりながらも、とりあえずは移動完了しました。 まだぜんぜん片付かず、半端に開けた段ボール箱の群れを横目に見ながら寝ています。 さて新しい住処でやらなければならぬことは山ほどあるわけですが、ネット中…

操られて、抜け出せないということ 【寄居虫女】櫛木理宇

寄居虫女 (単行本) 作者: 櫛木理宇 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2014/08/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る あらすじ: 玄関先で出会った少年は、事故で亡くした息子と同じ名前だった。放っとけない気持ちになり、留美…